陰謀論を信じやすい人は「スキゾタイピー」、日本語にすると「統合失調症気質」を持っているとのこと。
ハート氏の研究では、陰謀論者は「世界は危険である」と常に懸念していて、目の前にある「さまざまな兆候」を差し迫る世界の混乱につなげて考えていることが多いということがわかりました。また、陰謀論を信じていない人に比べて陰謀論者には、全く意味のない文章に対して何か深い意味があると判断する傾向が強く現れていました。
さらに、スキゾタイピーの高い陰謀論者には、コンピューターのモニター上でランダムに動く三角形を見て、何かの意図があると見なす傾向もあったとのこと。つまり、陰謀論を信じやすい人はスキゾタイピーが高い傾向にあり、さまざまな物事に対して「誰も考えていなかったような意味や動機」を推測しがちであるというわけです。
うん、なんか研究するまでもない「そのまんまやんけ!」って感じもございますね。ネットで見かける怪しい説を唱える人への「いやいやそんなのねーってば(笑)」ってツッコみたくなるあの気持ちです。
ぼくの考えでは、と言っても似たようなものですけど、陰謀論者は「世界は誰かの意志のもとにコントロールされているのだ」と考えているのではないかと思います。ユダヤ人、宇宙人、最近だとアベですか(笑)。すべての人がそれぞれのベクトルでもって行動した結果、合成されたベクトルがある方向を示すのだ、ということには考えも至らないようです。もちろん個々のベクトルの強さ弱さはあるでしょうけど、1人が決定的な力を持っていて全体の方向性を決めてしまう、なんてことはありえません。まぁトランプ大統領くらいになれば全体に影響を及ぼすくらいの強さはあると思いますが、反発する力も働くので好き勝手に動かせるわけではないでしょうね。