すべての夢のたび。

1日1記事ぐらいな感じでいきたい雑記ブログ

世の中どこまで本当か


面白そうと思って読んだけどよくわからなかった。

「科学的発見の再現性が時間と共に低下していく」ってすごくないですか。新発見!ってやって世界がおおお!と思っても、時間が経つとだんだん「え、これおかしくね?」ってふうになっていくらしいです。実験は再現できず、薬の効果は薄れ、あったはずの相関性は見えなくなってしまうと。

それでそれがなんで起こるのか、というと、やっぱり思い込み、バイアスをどうしても排除できないから、ということになってるようです。すごい発見だ!ってどれだけ科学的なつもりでやってても、自分が見たいものを見たいという欲望からは逃れられないわけですね。

え、でも、薬が効かなくなる、ってのはそれはおかしくない? そこは完全に物理じゃない? 思い込みで「うんうん効いてる」って観測してしまってるってことなんだろうか。

でもそんだけなんだろうか。それだけだとあまり面白みがない……。もっとこう、ルールが明らかになることで効果が薄れてしまうみたいなメカニズムが世界に組み込まれているとか、そういうのはないんですかね。ないか。

つまり、著名な学術誌に発表される研究結果は圧倒的に「新たな発見」や「実験が成功した」というものが多く、否定的な研究結果は掲載されにくいという事情があるのです。


「あれうそ」みたいな話はウケないそうです。だから出てこない。新発見があって、時間経って、いやーやっぱりあれそんなでもないみたい……ってことになっても、そういう話は流布されない。なので時々、突然ひっくり返るようなことを聞かされるのかもしれないですね。ほんとはじわじわ「あれうそ……」みたいになってってるんだろうけど世間は知らないという。