すべての夢のたび。

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ベーシックインカムは良い制度なのか


「何が起きるか」というタイトルですが、継続実験中なので何が起きたかは書かれていません。1970年代にカナダでも実証実験が行われたそうですが、その結果もきちんと評価されていないとのことです。


ぼくはベーシックインカムを好ましく思っておりません。これ微妙な言い方だな。もし導入されたらよろこんで恩恵を享受します。だってできるだけ働きたくないタイプだから(笑)。しかし、積極的に導入に協力することはない。良い制度ではない気がするからです。

どこが良い制度ではないのか? うまく説明できません。うまく説明はできないのですが、この制度、見た感じ、左寄りの人が支持してる傾向が強いんですよ。だから直感的に、なんかぼくの気に入らない忌避したくなる要素が含まれてるんじゃないかと警戒してます(笑)。まぁ、右って、もっと働け、働かない物食うべからず、ですもんね、思想的には。それとは相容れない。ぼくは相容れない側を支持してるってことになりますが。

良い制度ではないと思う理由もうひとつ。民主主義は、たぶん良い制度です。地球上のすべての国が民主主義になる、ということは想像できます。でも、地球上のすべての国でベーシックインカムが行われる、ということは想像できません。たとえばアフリカのどこか貧しい国でベーシックインカムが可能か?って考えたら、無理なんじゃねーのと思うわけです。配る金を日本の20分の1にしますか? それでその国の人が納得するのかどうかは知りませんが、それでも無理なんじゃないだろうかと思う。

どんな国にでもベーシックインカムの導入が可能なんだったら、いま水や食べ物がなくて困ってる国が真っ先に導入すればよいじゃんよ、と思うわけです。ベーシックインカムで飢えがなくなるんじゃないですか、最低限の生活ができるお金を給付するって言ってるんだから。

それができないとすれば、なんかこの制度は歪みを抱えてるわけです。先進国がベーシックインカムを導入できるとすれば、ざっくり言えば、隠れた財源は貧しい国なんですよたぶん。そこからこっそり(ごっそり?)搾取することでこの制度は成り立ちます(まぁ、いま現在の先進国の繁栄が、すでにそうっちゃそうですが)。でも、貧しい国の人たちが、「俺らが汗水たらして働いて、あいつらを遊ばせて食わしてやってんのか?」と思ったら、どうでしょうか?

というわけで、この制度についてはあんまり勉強してないんですけど、なんか良くないと感じる、という話でした。