すべての夢のたび。

1日1記事ぐらいな感じでいきたい雑記ブログ

自殺機械


安楽死できる機械、というところから興味を持ったんですが、でもこういうのって機械を作ったり操作したりした人が自殺幇助の罪に問われるんだよな〜って思っていたんです。ところが記事を読むと冒頭に

 オーストラリアのビクトリア州で先月、同国初となる安楽死を合法化する法案を可決した。この法案は、2019年6月から施行される予定で、他人が幇助する積極的安楽死が認められることになる。

……と書かれてました。おやおや合法ですかー。いいですね。オーストラリアのビクトリア州までの旅費を最低限確保しておけばいいのかな。

でも更に読み進めると、やっぱり、「その利用を希望する者は、オンラインで入手できる”メンタル質問票”に回答しなければならない。対象は不治の病で苦しんでいる人、高齢者に限られてくるだろう」と書かれており、なーんだ、って感じです。心が健康でない人は使わせてもらえないらしい。そしてたぶん、不治の病でも高齢でもないのに死にたい人は「心が健康でない」という判定を食らうんだろう。つまらん。

でもこれってたぶんアートみたいなもんなんですよね。デザインもかっこいいし。そういうの作って、議論を盛り上げたりするのが目的なんだろうな。この機械そのものはオープンソースで誰にでも作れるようにするらしいですし。そしてどうやって死ぬのかというと「ポッド内に液体窒素が充満し、酸素濃度を5パーセントくらいまで低下させる。1分もすると利用者はほとんど苦しむことなく意識を失う」みたいな感じらしいです。じゃあ液体窒素は自分で用意しなくちゃいけないんじゃんって思うし、液体窒素と目張りしたスペースがあればこの機械いらないのでは、という気もします。この機械に利用者が死んだらすみやかに警察に通報する機能でも付いてたら別ですが。死後数週間して近所に異臭がして発見とかあんまりよろしくないですからね。


何年か前に、あと15年くらいしたら死ぬか、と考えていたんですけど、それから数年は経ったと思うので、あと10年くらいしたら死ぬ予定だった、ということになります。現在はいくらか気持ちが変わってて、別に苦労なく生きられるなら(たとえば5000兆円ゲットしたとか)、ふつうに生きててもいいんじゃないの、という気がしてます。それは世の中生きてるといろいろ面白いことがあるというか、どうもぼくは幸運にもわりと世の中を面白がれるタイプっぽいな、というのに気づいたからです。だから逆に、あーもう面倒だな、ということになったらあっさり死にそうな気もします。一番いい自殺の方法(苦しくなくて痛くなくて死体を処理する人になるべく手間を掛けさせないもの)はどんなだろう、ってのはよく考えてます。