すべての夢のたび。

1日1記事ぐらいな感じでいきたい雑記ブログ

別居中の妻に久しぶりに会う

保険証をなくしたと言うので(なくすな!んなもん。お願いしますから…)、会社に再発行を申請してできたそれを渡すため、会うことになりました。顔を合わせるのは前回の調停が終わって以来数ヶ月ぶり。別居して1年ちょい、その前も1年ほど家庭内別居状態だったので、一緒に食事なんて実に2年ぶりです。

「……なーんかさぁ、ビミョーに太ってない?」
「んー。会社行くようになって、お昼におにぎり2個食べるようになったから」
(んなので太るのか??)


新宿のタイ料理屋で昼食。一緒にいたころはよく使ってた店です。トムヤムビーフンもニラ餃子もあいかわらず美味しかった。

「たまには、別居中の夫とデートってのもいいよね」
「離婚してくれたら、もっといっぱい会ってあげてもいいのに」
「それはだめ。離婚したら終わりなの。もう二度と会わないの」


猫元気?とか仕事どう?とか聞いたり。仕事頑張ってるからなんか買って、ということになってしまい(なんで!?)、某デパートの化粧品売り場へ。彼女はなぜか魔法のようにどこの店員とも仲良くなることができ、すぐ顔を覚えてもらえるという特技があります。「この人、別居中の夫なんです」って、馴染みらしい店員に紹介してました。リアクション困るだろうそれ。

「仕事すると、お金がいっぱいでいいねー」
「あのさ。フツーの人はそんなにお金残らないの。家賃払ってあと生活費でいっぱいなの。君は家賃もないし(注:賃貸ではない)、うちの送ってる生活費だってあるでしょ?」
「そっか。じゃ、わたしみたいにお金残らないひとはカワイソウだね」
「……………」
あいかわらずだ、あいかわらず。

すこしだけ一緒に、そのへんの店を覗いて別れました。また会お?と言うので、いつかね、と返した。


信じがたいが好かれてる。彼女はきっと、わたしが「戻る」と言ったら何も言わずに受け入れてくれるのでしょう。天使か? それか、どっか決定的に壊れてるんだと思う。娘がこんな中途ハンパな状態にずっと置かれててもなにも言ってこない向こうの両親も壊れてる。わたしも壊れてる。壊れてないうちの両親は早く決着つけたほうがいいんじゃないのと言ってきます。でも面倒なんだよー裁判とかさ。離れたからうまく行ってるように見える。けれど裁判になったら、敵だ。かりそめの平和でも、いちど得てしまったら手放すには惜しいんです。


あ。ちなみに「妻!」とかふだん絶対言いません。家内とかも無理(笑)。100歩ゆずって「うちのおくさん」。いつもは「うちの同居人です」って言ってました。