すべての夢のたび。

1日1記事ぐらいな感じでいきたい雑記ブログ

群青色

なぜ“われわれ”は生きなくてはいけないのか

件の質問で「殺人をよしとすると社会が成り立たない。だから殺してはいけない」系の回答をずいぶんいただきました。けれど、いま思うと、これって「“われわれ”は、生きなければいけない。発展し、繁栄しなければいけない」ってのが前提にありますよね。では…

なぜ「人を殺してはいけない」と言うのか

件の質問が妙にウケて、びっくりですがアンテナ被登録数が10ほど増えました。えー?って感じです。期待には応えられない気がするので、いつものペースで行きます。でもって「人を殺してはいけない理由」ではなく、「人を殺してはいけないと主張する理由」で…

FAQ

question:1124114353:detail 敗戦60周年特別企画の質問です。どうぞふるってご回答ください。ギャフンと言わせちゃってください。追記:16日01:40現在、どれもいまひとつ、という印象です。もうちょっと歯ごたえのある回答が欲しいので、1日放置してみようか…

『最果てのイマ』やってます

2005年8月12日発売予定だった、『最果てのイマ』。ちゃんと出てました。CROSS†CHANNELのシナリオライター田中ロミオ氏の最新作です。前作の『神樹の館』が、なんかブンガクっぽいというか、面白くはあったんだけど、求めてるものとすこし違う感じ?だったん…

なんかいろいろつながった

id:aidiary:20050724さんで、心身問題について触れられていたのを読んだこと、それと算術師さんへのレスを書いたことで、ピンと来ました。 デカルトの言うように精神と身体が独立ならなぜ精神は身体を動かすことができるのだろうか?これが心身問題と言われ…

論理のはじまるところ

東京猫の散歩と昼寝 より じゃ、そろそろ、まとめに入ろう 宇宙広しといえど光の速さや重力は変わらない。それでも、この宇宙を超えた別の宇宙などというものを空想できるなら、そこでは光速度や重力すらこの値でなくてもよい。では、その別の宇宙において、…

人間原理について

人間原理とは「宇宙は人間に都合良くできているように見える」というものです。ときどきこれを勘違いして「そんな人間中心なんてあるわけないだろ!」と言ってる人がいるので、ちょっと説明してみます。「都合良くできている」とは、たとえば地球がもう少し…

ここが宇宙の中心でした

われわれがいる宇宙は、今そう見えているよりももっとずっと古くないのはなぜか。もっと若くない理由は理解しやすい。星ができて、生物学的な複合体に必要な重い元素を生み出すには時間がかかるからだ。しかし古い宇宙にもそれなりの問題がある。この宇宙で…

ここから哲学です?

question:1121527958:detail ストレートすぎる! わたしもこういう質問をしてみたいけど、怖くて聞けません。やっぱり大半の回答者には、そもそも質問の意図が通じていないですし。こういう方面の問いは、疑問を感じたことのない人にはなかなか説明しにくい…

このひとの脳内について

わたしが哲学に興味を持ち始めたころに読んだある本(書名忘れ)の冒頭に、こんなことが書いてありました。 結局、世の中に多々ある問題は、きちんと考えると最後は全てここに行き着く。 世界とはなにか 自分とはなにか 神とはなにか(日本人は、これはない…

怒っているように見えるのかな?

ロンドンのあれはテロじゃない。ぼくにも簡単にわかるこのことを、世間の人たちが間違えるとは思えない。だから、わざとテロと言ってるんだと思う。あれはテロでも聖戦でもなんでもない。ただ単に、「死傷者を出す目的で爆弾を爆発させた」というだけのこと…

今日もまた、死について考える。

id:kasugahiro:20050708さんよりTBをいただきました。 朝起きてふと、一度「死んでみたい」と思ったことがある。オソロシイ考え?でも「死にたくは無い」です。死んだら終わりなので、死にたくは無い。死の先に何があるのかという素朴な疑問。死んだら、他の…

ルールのひとつについて

matsudastyle_B より あーあー… わたしがファンをやらさしていただいてるところのMATSUDA98さん(以下マツダさん)が、自分の描いたスケブ(スケッチブック)がヤフオクで売られているのを見て、大変なショックを受けた、という話です。ちょっと要解説かもし…

手ごわい本だったんです

頭の中がまだ整理できてないのですが(いいわけ)、しばらくまとまりそうにないので紹介してしまいます。 自我の哲学史 (講談社現代新書)作者: 酒井潔出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/06/17メディア: 新書 クリック: 6回この商品を含むブログ (12件) を…

ロマンティックを活用した双方向通信技術について

あるいは「遠くはなれてるあの人と、電話もメールもなしに心をかよわせる技法」の提案 声も届かぬほどに分かたれた2人でも 気持ちをつなぐことは出来るのか? 出来る 出来るのだ (シグ☆ルイ) じつはやり方はかんたんです。 前もって、2人で、時間を決めて…

このテーマは好きなんで死ぬまでやります。

「死んだら終わり。だから怖い」って聞くと(おもに中島義道さんがそう言ってるのを聞くと)、「??」と思う。むかしは自分も死ぬのが怖かったはずなのに。ときどきいつの間にか、うっかり川を渡ってしまっていて、いったいどうやって渡ってきたんだっけ?…

ものがたりのはじまり

ほぼ記憶だけで書きますので、間違いがあったら突っ込んでくださいね。 時代背景を説明しておくと、ぼくは高校生になったばかりで、通信速度は300bpsか1200bps、主流のパソコンは8bitでした。インターネットというものはまだなく(あったのかもしれないけど…

Feel my copyright.

「著作物と著作権」の関係は、「脳と心」の関係に似ている。 著作権も心も、現状はだれも見たことはない。しかし、一般的にはそういったものが存在することになっている。 脳をどれだけ切り刻んでも心を取り出せないのと同様、著作物から著作権を取り出すこ…

全開で行こう。

さて、今日は気分的に飛ばし気味でいってみたいと思います。 「おれはおまえのパパじゃない」はコメント欄がありません。これは「あー、自分ちでレスしてトラックバック打てってことなんだな」とすぐ理解できました。それはテラヤマアニさんの考えなので、い…

じんせいにいみはあるよ。

以前すこしだけ触れた本について、再度。人生に意味はあるか (講談社現代新書)作者: 諸富祥彦出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/05/19メディア: 新書購入: 3人 クリック: 14回この商品を含むブログ (31件) を見る 著者の諸富祥彦(もろとみよしひこ)さん…

NO GHOST IN THE SHELL

昨日がんばった記事書いたんで、今日は軽くいきましょう。 「独我論」という考え方があります(って、これで「軽い」んですか?)。はてなのキーワードだと「懐疑論」にリンクされてますね。世界は、わたしが知覚できる限りにおいてホンモノだ、みたいな。た…

Boot me up finally.

えー、今日の書きモノは長くて面倒ですが、本人的には、このblogでこの手の内容がいちばん書きたい記事なのです。2-3人くらいは最後まで読んでくれることを期待します。で、この記事は前に書いたコレとコレの続きですが、それらを読まなくてもわかるように書…

自分の頭でちゃんと考えてみること

株式会社はてな代表取締役の近藤さんの日記に、 なぜ他人の家に勝手に侵入してはならないかといえば、それはあなたが招かれてないからであり、窓に鉄格子がついているからではない。 ってフレーズが引用されていました。もともとはPerlというプログラミング…

倫理のちょっと外側より

以前から書こうと思っていたことなんですが、ちょうどいい例があったので、文章にしてみます。 「倫理の外側に立っている人には、倫理の内側の言葉はむなしい」 例は、わたしがいつも拝読させていただいている日記『綾川亭日乗』より飛んだ先にあった『メモ…

創作行為は幻想だ

僕は小学生のころに、「俳句は17音」を「50音の17回繰り返しなら、つまり、俳句は有限で、もう全部世の中にあるんじゃん」と理解していた(小学生なので「50の17乗」とは言えなかった)。さらに中学生になって「全ての俳句を出力できるプログラムを書いたら…

「アンケートはてな」をやってみました。

【20代・30代男性オタク限定】あなたはサトラレでした。3Dの少女のそばを歩くのを避けますか?わたしは避けます。“きれいな足だな〜”とか絶対思うって。 最初に考えた質問は「【20代・30代男性オタク限定】服用すると過去24時間の記憶がなくなる薬があるとし…

倫理と感動

もしかしてこんなのいまさら? わたしはスタートラインが人よりずっと後なんじゃないか?と思いつつ。今日わかったこと。「倫理と感動は関係ない」 いやね、なんとなく、感動するような映画とか小説とか、そこに倫理・道徳的正しさみたいのがあって、それが…

目指すところについて

世界でいちばん不遜な願い 『すべてのヒトが幸福でありますように』 世界でいちばんささやかな喜び 『セカイがあることが嬉しい』当blogはこの振幅の間にあるものすべてを取り扱います(恣意的に)。

欠如している何かについて

新約聖書のなかに、「山上の垂訓」(山上の説教)と呼ばれている部分があります。「マタイによる福音書」の一部です。そこには、たぶん誰もがどこかで一度は耳にしているようなフレーズが、たくさん並んでいます。 心の貧しい者は幸いである。天の国はその人…

Boot me up again.

以前書いた「転校生激突モノ」の続き、「<わたし>とはいったいなにか?」という大昔からの問いに、なんとか答えを与えようとする試みのひとつです。すみませんが、続き物なんで、前のを読んでいただけると助かります。いえ、わたしも読み返してみて、これ…